小学部の教育

『小学部の教育』

「『やりたい』と思うことに夢中になるのが小学生。そこから道が開ける。」

「やらされ体験ではなく、やりたい体験から出発する」
小学部の基本姿勢です。大人にとって「意味あるもの」でも、子どもたちにとって「やらされている」のでは本末転倒です。
「やらされた体験」ではなく、「やりたい体験」をどれだけ積み重ねていくかが、小学生たちをやる気にさせる出発点だと私たちは考えます。
エルムでの「学び」は奥が深い。国語でも算数でも、多少遠回りでも自分の頭で考えて、自分なりの答えを見つけていく喜びを大切にしています。
エルムでの「体験」はインパクトが強い。特別カリキュラムでは、「たこ焼き屋をつくろう」「ピザ屋をつくろう」「自転車で奥多摩まで行こう」など、ちょっと他では経験できないことに毎年チャレンジしています。
そして、エルムにはとっても楽しくて頼りになる「仲間」がいます。一人ひとりの力は小さいけれど、「仲間」がいれば、難しいことだって挑戦できるし、苦手な勉強だって立ち向かっていけます。できたときの喜びだって大きいはず。
そんな小学生にとっての「宝もの」がいっぱいつまっているのが、エルム小学部です。

『小学部の授業』

「自分づくり」の"根"が育っていく小学生時代だからこそ、意味ある「学び」と意味ある「体験」を大切にしたい

○意味ある「学び」 ~教科授業「国語」と「算数」(週2回)
私たちが、創立以来27年間大切にしてきたことは、子どもたちにとって「意味の感じられる学び」をつくりだすことです。意味のない単純な教え込みは、勉強を苦痛だと感じている多くの子どもたちの成長・発達にはつながりません。
国語では、私たちがすべての「学力」の基礎になると位置付けている「読書力」の獲得を最大のテーマに据えています。『アニマシオン』という手法を取り入れ、子どもたちが本を読むことに魅力を感じ、苦労しなくても本を読むことのできるようになることを目的に授業を展開しています。
また、漢字の習熟にも力を入れています。夏休みまでにその学年の漢字の読み・意味・書きをいったんやり終え、2学期以降はしっかりと定着させることを大切にしています。
算数では、公式の操作や暗記作業を機械的に繰り返すのではなく、子どもたちの「なぜ」「どうして」の問いを大切にしながら、仕組みや意味を"考える"プロセスを重視しています。また、学んだ内容がしっかりと定着できるよう、"繰り返し"による基礎学力の定着も重視し、授業を展開しています。

○意味ある「体験」を"話し合い"でつくる~特別カリキュラム(月2回程度・日曜日)
私たちが子どもたちの成長をサポートするのは、"教科学習"だけではありません。教科の枠にはとらわれずに、子どもたちの「知りたい」「やってみたい」という興味関心を、異年齢集団(4-6年生)による総合的な学習へと組み立てていく『特別カリキュラム』(以下「特カリ」)という授業を創立以来27年間続けています。
特カリは、四本の柱からなる年間行事から成り立っています。春の「料理コンテスト」、夏の「キャンプ」、秋~冬の「親子もちつき出店企画」、そして冬~春の「卒業とまとめの会ホップステップジャンプ」。それぞれの取り組みは、すべて「話し合い」に重きをおきながら取り組まれます。
以下は、これまで子どもたちが取り組んできたものの一例です。子どもたちは本当に生き生きしながら、学年を超えた仲間と協力し、それぞれのプロジェクトを成功させ、忘れられない"感動体験"を味わうことができました。

子どもたちがこれまで取り組んできたことの一例
料理コンテストの取り組み
「世界に一つだけの野菜たっぷりお弁当づくり」「究極のアイデア餃子づくり」「究極のアイデア太巻きづくり」など

キャンプの取り組み
「ハンモック作り」「ペンダント作り」「木刀・弓矢作り」「くない(手裏剣)作り」「荏原町~奥多摩駅まで自転車で行く(6年生)」など

親子もちつき出店企画の取り組み
「手作りたこ焼き販売」「手打ちうどん販売」「手作り水餃子販売」「手作りピザ販売」など

卒業とまとめの会ホップステップジャンプの取り組み
「1年間のまとめ」「ほめあい」「卒業とまとめの会の発表」など

 私たちがここで大切にしているのは、『やらされ体験ではなく、やりたい体験をすること』です。いくら大人が「意味のある体験」を積ませる取り組みをおこなっても、子どもたちが本当に「学びがいがある」と実感できなければ、それは「やらされ体験」になり、生きていく力につながる「意味のある体験」としては残らないのではないでしょうか。 
私たちは、少し時間はかかりますが、子どもたちが「本当に自分がやりたいこと」「自分にとって意味あること」をじっくり考えることから出発し、みんなで「話し合う」ことを重視します。小学生は、「自分がやりたい」と思えることには本当に夢中になるものです。
特カリの授業を通して、子どもたちの興味・関心の世界が大きく豊かに広がっていくことで、主体的に「学ぶ」姿勢が育ち、"教科学習"にも、さらに積極的に取り組めるようになります。そして、「自分のやりたいことを探せる力」「自分のやりたいことを表現できる力」「話し合いができる力(コミュニケーション力)」が鍛えられ、自分の世界が広がることに喜びや感動を感じることができます。

自己肯定感(自分が自分であって大丈夫)の根っこを育てる ~"ほめあい"(行事後や年度末)

 エルム小学部で過ごす時期(4-6年生)は、多くの子どもたちが思春期の入り口にさしかかる大事な時期です。子どもたちが大きく揺れ動く思春期における子どもの"育ち"にとって、「自己肯定感」はとても重要です。思春期の子どもは、自分を厳しく見つめるもう一人の自分の登場によって、自己を否定する感情が大きくなりやすいからです。
*「自己肯定感」:いろいろな欠点やダメなところもあるけど、そういうところをすべて含めて、ありのままの自分が肯定できる感覚。

 エルム小学部では、年間の節目ごとに『ほめあい』という独自の取り組みをおこなっています。クラスもしくは4-6年生集団に属する子どもたち全員で、互いの仲間の長所や変化成長を評価しあうというものです。エルムの小学生たちは、この『ほめあい』の時間をとても楽しみにしています。
子どもたちにとってほめられることは、「あなたのことをちゃんと見ているよ」「大切にしているよ」というメッセージになり、自分がみんなから大切にされ認められているという大きな安心と自信を感じることができます。そして、すでに自分のなかにある良い点に目を向けることができる力を獲得していきます。
また、仲間がほめられていることを聞き、他者をほめる観点・語彙・伝え方を学ぶことにもなります。自分にはないけれど、こういう良さを身につけたいという「あこがれ」の感情が育てることにもつながっていきます。
そして、最終的には、人間にたいする多様で豊かな見方をふくらませ、自分と他者、そして集団を信頼する力が育っていきます。

『特カリ』や『ほめあい』を通して、子どもたちの興味・関心の世界が大きく豊かに広がっていくことで、主体的に「学ぶ」姿勢が育ち、"教科学習"にも、さらに積極的に取り組めるようになります。
教室と自然、教科学習と総合的な学び。こうした子どもの全面的な成長を支えることができるのが、エルムアカデミー小学部です。

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