中学部

エルム中学部の教育

本当の生き方を考えるために「受験」、「進路」がある

これが中学部の基本姿勢です。「どんな高校に行くか」ではなく、「何のためにどんな進路に進むか」、私たちはこの問いを大切にしています。この問いに応えるには自分自身を深く
見つめなおすことが必要です。

ところが、思春期の子どもたちにとって自分のことは非常に見えにくいものです。だからエルムは「自分づくり」を応援します。「これが私なんだ」「自分が自分であっていいんだ」
と胸を張れる生き方を見つけていく場所、それがエルム中学部です。

「進学」ではなく、「進路」を ~路は続くよ、どこまでも~

子どもたちにとっての人生は、中学を卒業しても続いていくわけで、そこで終わりではありません。むしろ、そこからまた新たに始まっていくのです。
だからこそ、高校に入ることだけを目的とし、受験=ゴールと考えた「進学」指導はエルムでは行いません。
「その先の人生で、どんな自分になっていたいのか」「どう生きていきたいのか」……。
まずはじっくり子どもたちと話し合います。これから一人ひとりが"進"んでいく"路"について、納得のいくまでトコトン考えていくのです。
「進路」とは、そこで見えてきた「理想の自分」や「なりたい自分」に向かって
突き"進"んでいく"路"を表していると、エルムは考えています。

何のために学ぶのか

「学ぶ」ということに意味を感じにくくなっている子どもたちに、「進学」ためではなく、「自分をより良くしていく」ために学ぶ。学ぶことの意味や、学びがい、そして学びの楽しさを感じられる授業や行事などの取り組みを大切にしています。

ありのままの「自分」でいられる場所

「自分づくり」に何より必要なもの、それは本音をぶつけ合える、温かくも厳しい仲間たちの存在です。
「より良い自分になりたい」という前向きさは、こんな仲間のいる空間で育まれていきます。

心と心をつなぐ「話し合い」 ~話し合うことで見えてくる自分、そして仲間~

人は一人では成長できない存在です。人と人との間でしか「自分らしさ」は発見できません。
気が置けない仲間との関わりの中でこそ、自分自身の弱さや強さも含めて「自分」っていう存在がはっきり
見えてきます。
だからエルムは、仲間の素晴らしさ、そして仲間とつながっていくための「話し合い」の仕方を教えていま
す。

「なりたい自分」に向けて、自分を見つめなおす

「なりたい自分」を見つけていくために、エルムには様々な行事のみならず、年度末には
「まとめの授業」という一年間の締めくくりの特別授業を行っています。
それは、これまでの自分を振り返り、これからを真剣に考えていくための大事な取り組みです。
そのきっかけをつくっていくのがやはり、仲間との「話し合い」です。
具体的にはまず、仲間の長所や成長・変化を伝え合う「ほめあい」を行います。お互いを評価し合うことで、今までは気づかなかった自分や仲間の意外な一面を発見できたり、仲間への評価を通して「自分もそうなりたい」という憧れにもつながっていきます。

「自分のことをちゃんと見てくれていた」という仲間の優しさや温かさを実感できると、
この仲間たちとなら頑張れる、立ち向かえるという気持ちが強くなり、これまでの自分やこれからについてもしっかり向き合えるようになっていきます。
*学年によっては、その思いを作文に書いてまとめていきます。
そうすることで、また新しい一年のスタートを気持ちよく迎えることができます。

中学部の授業

中学部の授業の一番の特徴は、"楽しい"こと。子どもが喜んで出かけるので、心配になる父母もいるほどです。もちろん、勉強はしっかりしています。それでも"楽しい"と感じるのには理由があります。
ひとつは、"勉強する意味"を感じられる学習をしていること。「できなきゃいけない」だけでは、やる気がなえるのも当然。勉強することがどんな意味を持っているのか。勉強をすることでどんな世界が見えてくるのか……。深いところで学びの意味が見えてくる授業を大切にしています。
ふたつめは、エルムでは"子どもが主人公"だということ。みんなが参加する雰囲気が根付いています。だから間違えることも恥ずかしくないし、誰も馬鹿にしたりしません。
こういった空間が、子どもたちに心地よい解放感を与え、「みんなで分かるようになろうと」いう一体感をつくりだし、自然と認識や考えが深まっていきます。

 定期テスト前は、20時間以上の無料補講を実施し、全教科を指導するので安心です。また、勉強の遅れている子どもに対しては、学ぶ意欲を掘り起こし、一人ひとりの学習課題を明確にし、「基礎学力」定着への多様なアプローチを試みます。

中学部の行事

エルム中学部では、子どもたちのなかに本当の意味での「生きる力」を育てるために、行事も大切な教育活動のひとつと位置づけています。
エルムの行事は、子どもが自分と仲間を見つめなおしながら、自分たちの力で、自分たちが本当に納得できるものを創りだしていく取り組みです。こうした経験は、自分なりの価値観を模索する思春期の中学生にとって、かけがえのない宝物になります。子どもたちは、行事を通して、頭と心とを精一杯はたらかせながら、様々な力と価値観をつかみとっていきます。
こうした行事のなかでも、最大のイベントは毎年8月に開催される高校部と合同の7泊8日の合宿です。普段、教室の中ではできない、ダイナミックでドラマティックな取り組みのなかで、子どもたちは大きく成長します。特に中学3年生にとっては、行事を取り組んでいく中でつかみとった経験や、見えてきた「なりたい自分」や憧れ(つまりはこれからの目標)が、進路を考えていく上で大事な軸となっていきます。

詳しい内容は、パンフレットになっておりますので、ぜひ資料請求をしてお読みください。

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